今日の勉強会のときに、浪人生のA君と、佐賀西高校2年生の2人と、上記の忘却曲線の話題になった。
「暗記法」について真剣に考えていく上で、この忘却曲線は、切っても切れないもの。学校でもこの話題は尽きないはず。
ただ、この忘却曲線には諸説あり、Y軸がここでは「覚えている%」となっているが、実は「節約率」であるという説もある。
「節約率」とは…
例えば、最初にritを覚えるまでに10分を要し、20分後に覚え直すと約4分を要したとする。この場合、覚え直すのに最初と比べ、6分節約したことになる。すると節約率は 6(節約された時間)÷10(最初に要した時間)=0.6= 60% となる。
また、最初にpekを覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚え直すのに22回要したとする。この場合、最初に比べ、18回分節約したことになる。すると節約率は 18(節約された回数)÷40(最初に要した回数)=0.45= 45% となる。
注意すべき点は、このグラフは節約率を表しているだけに過ぎず、記憶量を表しているわけではないということである。つまり、20個の単語を覚え、24時間が経過すれば、そのうちの74%に相当する15個の単語を忘れている、というわけではないということである
(Wikipedia)
確かに、エビングハウスの原書を見ると、Y座標は
”memory"
となっているようで、「記憶量」と訳されても、問題はないと思う。
後者の「節約率」であったとしても、心塾メソッドとしての記憶法と変わらないので、問題はないのだが。
本を何回も何回も読み込みなさい!2回目、3回目…と回数を重ねるごとに、要する時間は短くなるからね!と常々生徒に伝えている私としては、どちらでも同じ事になるので。
しかし、記憶について、もっと深く考えていかねば…と痛感した夜であった!
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